Diary2016-7
7月の一覧
7月30日のこと:鈴奈庵第42話「人妖百物語 前編」について適当に書き連ねる
7月10日のこと:香霖堂(外来韋編)第2話「オカルトを知り尽くす者」について適当に書き連ねる
7月5日のこと:鈴奈庵第41話「これも全て妖怪の仕業なのか 後編」について適当に書き連ねる
7月30日のこと

遠野物語と日本書紀に傾倒していたら今月ももう末。
作品中に出てくる地名等を逐一調べながら読んでいると中々進まない。
一方で、ポケモンGO配信と時期を同じくして神主からは新作の旧約酒場が発表。
結局、燕石博物誌についてはあまり触れていない状態。
やりたい事は漠に思い浮かぶけど、その漠がしっかりとした方向性を結んでくれません。
それでも、いつもやっているような事が出来るので、更新しておけるときに更新しておきましょう。

【鈴奈庵 第42話 「人妖百物語 前編」について適当に書き連ねる】

・登場人物

・本居 小鈴
・霧雨 魔理沙
・博麗 霊夢
・二ッ岩 マミゾウ
・稗田 阿求

・秦 こころ
・東風谷 早苗
・レミリア・スカーレット
・十六夜 咲夜
・西行寺 幽々子
・魂魄 妖夢
・八雲 紫?

・舞台

・鈴奈庵
・博麗神社

・あらすじ

夏の鈴奈庵。小鈴は店内にある本の湿気避けをしている。
暑さを感じる中、積み上げていた本の中に夏の猛暑対策特集なるものを見つけて読んでみるが、
外の世界の情報で役に立ちそうもない。
そんな感じのことを呟きつつページをめくっていると気になる記事が見つかる。

鈴奈庵へとやってきた魔理沙に百物語をやりたいと相談する小鈴。
何故それを自分に相談するのかと聞く魔理沙。
小鈴は、百物語をやるにはロケーションが大切なのだと魔理沙に語り、その絶好のロケーションとは博麗神社である。
百物語をやるためには霊夢に博麗神社を借りる依頼をしなければならない。
道具の調達や警護やその他諸々のことを決めるのに際して自分だと問題があると判断した小鈴は、
魔理沙だったら霊夢に博麗神社を借りる依頼もしやすいだろうと、今回の話を魔理沙に相談したのだった。
かくして、二人は博麗神社へと向かった。

百物語開催当日。鈴奈庵。
魔理沙は小鈴にイベント告知の各所の反応を聞き、好感触であると小鈴は答える。
それにしても、どうやって霊夢から博麗神社を借りる許可を得ることが出来たのかを気にする小鈴。
魔理沙は、霊夢も最初は安全面や百物語を行った結果に対する対策等で渋っていたことを話す。
小鈴もやっぱりと返すが、霊夢が本当に渋っているのは他に理由があるのだと言い、
神社側にもメリットがあるようにイベント内容を少し変える交渉をしたと笑みを浮かべた。

博麗神社。
屋台に櫓にまるで盆踊りのようになっている様に、ただの怪談大会のつもりだった小鈴は驚く。
小鈴と会った霊夢はこの様を、ショバ代や賽銭が手に入るメリットについて語る。
メインの百物語はイベントが終わってから暗くしてやると聞いてほっと胸をなでおろす小鈴。
直後はっとした小鈴は、どこで百物語をやるのかと霊夢に聞く。
霊夢が指さした方向には盆踊りの櫓があった。

花火を見たりして過ごす小鈴。そこに、そろそろ時間だと魔理沙が迎えに来る。

櫓の上には百物語の参加者が集っている。
軽い前置きをしてから主催の小鈴から百物語が始まる。
内容は寝苦しい夜に見た、不思議なお面を被った人達の話である。
小鈴の怪談を聞き、心綺楼の時の話だとしらける魔理沙と霊夢、怖がる妖夢と反応はさまざま。

小鈴の話が終わり、マミゾウがその話に対する感想を言う。
そして、マミゾウが次の怪談を語りだす。

以下、次号につづく。

・雑感

前回のミステリ小説的な話といい、「お話」のエピソードが続きます。
今回は「百物語」がお話の中心にいて、「ミステリ」「百物語」ともに紅魔郷で出てくる要素というのが個人的に興味深かったです。
「ミステリ」は前回適当に書き連ねたときにも書いたように、アガサ・クリスティや森博嗣といった作者の作品ネタが
スペルカードや曲名・曲解説といった部分に散りばめられています。
「百物語」は霊夢の夢の御札選択時のエンディングにおいてその単語を見る事が出来ます。
これらが意図して鈴奈庵のエピソードのテーマとして選ばれているのかは知る由もありませんが……。

切子細工のグラス。鈴奈庵における代表的な小物の一つかもしれません。

怪談大会かと思ったら盆踊りのような光景になっていました。
ここには当然のようにちらほらとこれまでの作品中で見た覚えのある屋台が並んでいますね。
かき氷の屋台にお客さんがいる……水味のかき氷ではないのだろうか。
八ツ目鰻は最早メジャーな存在。冷胡瓜とお面屋の屋台はにとりの持ち物でしょうかね。
その他普通の屋台もいくつか並んでいるみたいです。

こころさん、最早櫓の上が定位置みたいな感じになっています。

百物語。
妖夢と幽々子。何か催し物があるとかなりの率でこのお二方いませんか?
肝試しといい、お化け嫌いの妖夢はこの手のイベントに確実に連れ出されてきますね。
絶叫要員お疲れ様です。
服装が微妙に違うから何ともですが、扇子を持っている方は紫でしょうか。
マミゾウ、人間に化けた姿でゲーム中で見るような服装しているのってこれまでありましたっけ?
書き連ねる前に確認しておきなさいという部分です、はい。
心綺楼中の出来事も再確認しておきたいところです。

さて、次回にマミゾウがどんな最新の怪談をしてくれるのか、乞うご期待といったところですね。

それでは、また次の更新時に。

7月10日のこと

七夕も通過して、学生達はそろそろ夏休みが近くなってきて心が浮き立つ季節でしょうか。

【香霖堂(外来韋編) 第2話 「オカルトを知り尽くす者」について適当に書き連ねる】

・登場人物

・森近 霖之助
・宇佐見 菫子
・茨木 華扇

・博麗 霊夢(扉絵のみ)
・伊吹 萃香(扉絵のみ)

・舞台

・香霖堂

今回の話で一番の突っ込みどころって、前話においての「霖之助の助手」というものについて全く触れられなかったところでしょうか。
電化製品繋がりでエアコンの話はしているけど、これは何とも……。
さて、前回出てきた助手とはいったい誰なんだろう、次の話でその存在が明らかになるだろうと期待していた読者は
強烈な肩すかしを喰らうことになった事でしょう。
半年に1回のペースのもので出てこなかったとなれば、これは最後まで不明のままという可能性も有り得そうです。
さすがに想像の余地を残すためという理由で全く触れなかったとは思いたくないところですが。

お話の中に出てきた要素。桜鯛というワードがここまで活躍するとは茨歌仙第33話時点では思っていませんでした。
弱っている霊夢のくだりといい、この香霖堂(外来韋編)第2話と、鈴奈庵第4041話茨歌仙第34話はそれぞれ相互に
リンクしている印象を強く与えるような流れになっています。

1度はその話題も落ち着いてきたかに見えたオカルト騒動と一連の事件。
それが全く解決に至っていない事は茨歌仙第34話に軽く触れられています。
今回のお話では、オカルト騒動やオカルトボール、オカルトそのものについてが話題に上ってきました。
これはPS4版の深秘録に合わせてきてるんでしょうかね(最近これしか言ってないような)。

ちょっと前に都市伝説異変とオカルトボール騒ぎ関連で書きなぐったもの

オカルトスポット巡り。VIP対応の肝試しとのことで、これだけでお話が1本作れそうなワード。
後にこれのお話とかやるでしょうか。多分、やらないんじゃないかな、とか個人的には思ってます。
これについての話題はひょっとしたら断片的に後のゲーム作品とかで対戦勝利台詞あたりに組み込まれるかもしれませんね。
それこそPS4版の深秘録の新規台詞とかに。

それでは、また次の更新時に。

7月5日のこと

7月へと突入。本格的に暑くなってきました。

というわけで(?)、岩手県は遠野地方の伝承園やカッパ淵などへ行ってたりしました。
写真は過去に作った橙仕様ヘルキャットをカッパ淵橋の上から撮ったもの。
2010年8月以来のネタを再現。

以下、いつも通り気味の。

【鈴奈庵 第41話 「これも全て妖怪の仕業なのか 後編」について適当に書き連ねる】

鈴奈庵 第40話 「これも全て妖怪の仕業なのか 前編」について

・あらすじ

人間の里。その一角でなにやら言い争っている小間使いと男二人。
その様子を見て通りかかった魔理沙が声をかける。
話を聞くと、昨日に小間使いが門外で死体を見たのだと言う。
門外ならばそんな事はままあると返す魔理沙。
だが、小間使いはその死体が事故でも妖怪の仕業でもなく、まるで人間に殺されたみたいだったと主張する。
それを聞いて現場へと訪れる魔理沙一行。
しかし、その場所には痕跡が何もなく、小間使いを信用しない男二人。
魔理沙が調べると草むらの一部が新しく潰れているのを発見したが、人間が倒れていたというには小さ過ぎた。

鈴奈庵。「全て妖怪の仕業なのか」の続きが入荷したと聞きつけた霊夢が来店する。
その本を取り出す小鈴。一瞬、霊夢は顔を綻ばせるが、すぐに平静を装う。
前の本を返却しようとする霊夢に、連載中なら借りっぱなしで大丈夫と案内する小鈴。

博麗神社へと戻った霊夢は、敷きっぱなしの布団に寝転がって煎餅を頬張りつつ続きを読み始める。

鈴奈庵。阿求が小鈴へと次の原稿を渡しにきている。
小鈴は二話目も好評だと話しつつ、一話目の事件の解決編ではなく違う事件であることの疑問を阿求に投げかける。
阿求は一話目の解決編は最後に来て、小説で起きた事件が綺麗に纏まる予定なのだと語った。

博麗神社。小説に没頭する霊夢。
話の展開に対する感想を一人ぶつぶつと呟いている。

鈴奈庵。小説は最新刊が緊急増刷されるほど大好評である。
小鈴はその様子を阿求に伝え、その作風が全部『何かに見せかけたかった』というオチになっている事を言う。
その事から一話目の死体消失の事件のオチもそれに因んだものではないかと予測する。
それに気付いた小鈴を褒める阿求。
だが、そのオチの前に予想外の事が起きていると阿求は語りだす。

阿求の聞いた話では、小説の一話目に酷似した事件が起きていたらしい。
証言者は一人だけで誰も信じていないようであるが、それも小説の通りである。
幸いにして小説との関連性を指摘している人はいないようである。
証言者の小間使いは字が読めず本を与えられるような環境にはなく、狂言や幻覚については否定されている。

月光の元、小説を読むマミゾウ。
この小説の話が幻想郷の狸の間では有名である事を知っているマミゾウは、作家であるアガサクリスQに興味を持つ。
その正体を見極めようと罠を仕掛ける事にした。

大旦那の屋敷の物置部屋。小間使いから事件のことを聞く阿求。
屋敷を後にする阿求は、今回の連載小説の意図を心のうちに語る。
一話目は阿求の転生前にあたる大昔に実際に起きた実話である。
その事件は未解決であり、阿求なりに決着をつけようと小説を書いたのだ。
その結果、事件の模倣が起き、阿求は誰かが事件の答えを教えようとしているのかもと考えるが、
それは人間ではないだろう。

阿求を遠くから眺め、彼女こそがアガサクリスQである事を確信するマミゾウ。
マミゾウは昔に起きた死体消失事件について語りだす。

ある小間使いは意地悪な大旦那にいつも酷い目に遭っていた。
ある夜、小間使いが仕事をしていると窓から酷く酔っ払った大旦那が落ちてくる。
その事に誰も気付いていないようで、小間使いは助けないといけないと思ったが、
魔が差して石を振り下ろして大旦那を殺してしまった。
とんでもない事をしてしまったと朝まで呆然としていた小間使いを別の人物が発見する。
大旦那が死んだ事を伝えようとする小間使いであったが、その場所に大旦那の死体は無かった。

小間使いの妄言として処理された事件であったが、事件を振り返っていた阿求には納得いかない点がある。
「阿求」が調べた限りでは凶器となった石もあったし、人が死んでいた形跡もあった。
転生する度不思議に思っていたが、今回小説にしてみたことで話を覚えている人間以外の者が
自分以外にもいることを阿求は確信する。

その様子を眺めていたマミゾウが真相を語りだす。

いつもいじめられていた小間使いに同情した狸が旦那の死体を隠し、化けるのが上手い狸が旦那のフリをした。
こうして殺人事件は無かった事になった。
以降旦那は人が変わったように丸くなり、小間使いも虐められる事が無くなった。

マミゾウは阿求に死体消失事件の真相を知ってもらい、面白い小説にして伝えてくれると化け狸の好感度が
あがると期待してその場から姿を消す。

・登場人物

・霧雨 魔理沙
・本居 小鈴
・博麗 霊夢
・稗田 阿求
・二ッ岩 マミゾウ

・霍 青娥(イメージのみ)

・舞台

・人間の里
・鈴奈庵
・大旦那の屋敷
・博麗神社

・雑感

前編では扉絵でしか出てこなかった魔理沙とマミゾウが登場。
魔理沙は事件の目撃者とともに実際に事件の現場を訪れているが、その一端を見るに留まる。
マミゾウは今回の事件に大きく関わってくるメインメンバーとして登場。
こと鈴奈庵ではマミゾウが何かしら話に関わってくる割合が高いですね。

霊夢。事件解決しません。
まぁ、そもそも今回の事件は里でもただのホラ話という結論になってるので動く理由もないですが。
そんなわけでただただ連載小説を読みふけっているだけでした。青娥のことはちゃんと覚えているようです。
そんな霊夢が周りからはどう見えていたのかは茨歌仙第34話にて語られているとおり。
もうこれはきっと梅酒の仕込みとか忘れてますね。
家事の一切が疎かになっている光景は、自分自身何かにはまり過ぎて疎かになっていないか見直したいところです(手遅れ

阿求。阿求が今回小説を書く事になった動機は、阿求の転生前に起こった事件に由来しています。
阿求の御阿礼の子としての特徴や、幻想郷の書記としての使命については求聞史紀や記憶する幻想郷を
今一度読み直したいところであります。

今回の前後編においては、茨歌仙のようにこういう植物があるとか料理や道具があるとかいったような
話の本筋にはあまり絡んでこないような小物は少なかった印象。
そう思うのは、自分が余興部分を見るのを重視し過ぎだからでしょうか。
どうにも最新話で出てきた要素(酒だったり動物だったり)が過去の作品中でも同系統の要素が出てきていないか
を探すのが好きなのです。
その分、シナリオの良し悪しやキャラの作品間の整合性といったものを、私はあまり重視していないのかもしれません。
(これをやるのは自分のポリシーに反すると言ったキャラが後の作品でその行動を好んでとっているとかいったようなもの)

それでは、また次の更新時に。

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