マスタースパーク。
最早魔理沙を語る上では外せないであろう象徴的スペルカードである。
弾幕はパワー。それを見事に体現したような感じ。
今回は、マスタースパークをはじめ、○○スパーク系をまとめて扱う。
自機使用時、敵使用時、黄昏フロンティア・弾幕アクション時に分けて比較。

自機使用時

紅魔郷:自機 ボム:恋符「マスタースパーク」

恋の御札のボム。
左から赤、黄、薄黄?、白、水、青、緑の色で構成されている。
画面を覆い尽くさんばかりのレーザーである。
威力も申し分なく、相手のちょっとしたスペルカードなら削りきってくれることだろう。
反面使用中は速度が低下し、使いどころによってはアイテムを逃がしてしまう場面も出てくる。

妖々夢:自機 恋符・低速時ボム:恋符「マスタースパーク」

あまり紅魔郷の時から変化は感じられない。

永夜抄:自機 ボム:恋符「マスタースパーク」

ここで仕様が変更される。と言っても主に見た目。
緑、青紫系の寒色系で構成されている。
文字のような模様が確認出来る。

永夜抄:自機 ラストスペル:魔砲「ファイナルスパーク」

マスタースパークの色違いのような感じ。
寒色系から黄、赤紫系の暖色系になっている。
威力は格段に上がっている。

星蓮船:自機 無限貫通&常時攻撃型 ボム:恋符「マスタースパーク」

こちらでも独自の見た目になっている。
周りに模様のついた帯のようなものが追加。萃夢想・緋想天のものを意識したものだろうか。
全体的に白っぽいが、よく見ると端の方が虹色のように明滅する。
レーザー端に文字のような模様が確認できる。

神霊廟:自機 ボム:恋符「マスタースパーク」

星蓮船のマスタースパークを強化した感じのもの。
自機が移動すると、その方向に向きを調整することが出来る。
永夜抄で敵として登場した時の真似事が可能に。
でも、永夜抄までのマスタースパークは全画面判定。

輝針城:自機 妖器「ミニ八卦炉」使用時:妖器「ダークスパーク」

※画像はver0.01bのもの

ダークの名の通り暗い感じのレーザーを展開。
画面内もネガポジ反転した感じになる。

射出中左右入力をするとレーザーの角度もそれに応じて調整できる。

性能的には神霊廟版マスタースパークに準じた感じのものとなっている。

紺珠伝:自機 ボム:恋符「マスタースパーク」

自機が移動するとレーザーの向きもそれに追従する感じの、神霊廟版に準じたような仕様になっている。

 

敵使用時

永夜抄:STAGE 4B:恋符「マスタースパーク」

EASY/NORMALにて使用。
マスタースパークを撃ちつつ、赤・紫大星弾が襲い掛かる。
難易度が上がると弾密度が上がる感じ。
1発目は真下に撃ってくるが、2発目以降は自機狙いになる。

永夜抄:STAGE 4B:恋心「ダブルスパーク」

HARD/LUNATICにて使用。
マスタースパークを2つ重ね合わせて範囲が広くなっている。
その他の仕様はマスタースパークの時と概ね同じ。

永夜抄:STAGE 4B ラストスペル:
NORMAL/HARD:魔砲「ファイナルスパーク」
LUNATIC:魔砲「ファイナルマスタースパーク」

画像はファイナルマスタースパーク。

自機の居る場所を基準に照射。その後、自機の方に旋回してくる。
そこに赤・青大星弾をばら撒く。以下その繰り返し。

難易度でスパークの速度が速くなる模様。
星弾の密度は大したことはないが、永夜抄敵使用時の脅威はスパーク照射時画面が揺れること。

妖精大戦争:STAGE EX:恋符「マスタースパークのような懐中電灯」

青と紫の大星弾をばら撒きつつ、やる気を削ぐビームを照射、旋回させてくる。
背景が永夜抄時に準じてることに気付いた。おおおな。

弾幕アマノジャク:七日目シーン1:恋符「ワイドマスター」

ワイドの名が示す通りに照射範囲が広めのレーザーを展開する。
それに加えて大星弾もばら撒く。

これまでのマスタースパーク系と違って、弾を高密度に集めたようなレーザーで波打ったような見た目が特徴的。

弾幕アマノジャク:七日目シーン5:恋符「マシンガンスパーク」

マシンガンの名が示す通りにレーザーを連続で展開する。
レーザーが当たった箇所からは星弾が発生して画面下へと自由落下するように飛んでいく。

 

黄昏フロンティア・弾幕アクション系

萃夢想:
PC 壱符:恋符「マスタースパーク」
ストーリーモードCPU:符の参「マスタースパーク」

画像はPC壱符・恋符「マスタースパーク」

分かりやすく前方に撃ち放つ。カラフルに輝く。

符の参「マスタースパーク」のNORMAL以外はスペルカード名の後に、「-Easy-」「-Hard-」「-Lunatic-」がそれぞれ付与。
難易度で照射時間が増える感じだろうか。

LUNATICでの違いは顕著で、どう見てもファイナルスパークにしか見えない。

萃夢想:PC 弐符:魔砲「ファイナルスパーク」

マスタースパークを強化した感じ。帯状のエフェクトを追加。
ゲージをある分だけ使って相手に叩き込む。

緋想天:PC 特殊必殺技:ナロースパーク

スキルカード。前方に一条の閃光を放つ。

非想天則:PC 特殊必殺技:ナロースパーク

緋想天のものより速度が緩やかになり、発射点と先端の形状が丸くなった。

緋想天:ストーリーモードCPU:邪恋「実りやすいマスタースパーク」

細いレーザーを導線として、大出力のマスタースパークを水平、または、斜め上方に放つ。
 
難易度により照射時間が上昇する感じだろうか。
 
LUNATICでは明確に照射範囲が増大している。
HARD以上の難易度では、マスタースパーク本体の他に、桃・青・緑・黄の星を後方にばら撒く攻撃が追加されている。

緋想天・非想天則:PC Cost3:恋符「マスタースパーク」

萃夢想の時よりさほど変化は無い。

緋想天・非想天則:PC Cost5:魔砲「ファイナルスパーク」

斜め上方に対して広範囲に撃つ。

緋想天・非想天則:PC Cost5:邪恋「実りやすいマスタースパーク」

概要は、前方に撃ち出す以外はCPU時と変わらない。

照射範囲はクイーンフォスル戦でαビームカウンターを最大にした感じ(わかる人にしかわからない例え)。

心綺楼:PC:恋符「マスタースパーク」

※画像はver1.10cのもの

少しの間を置いた後、前方に巨大なレーザーをぶっ放す。
これ以上の説明がいらない程の代名詞的スペルカード。

エフェクトはいかにもマスタースパークな感じに新しいタイプのものとなっている。

深秘録:PC:恋符「マスタースパーク」

※画像はver1.31bのもの

やる事は心綺楼版に準じている。

エフェクトは心綺楼版よりも少し落ち着いた感じのものになっている。

 

こんな感じ。
流石に魔理沙の代名詞的スペルカードだけあってバリエーションは多い。
しかし、ざっと見てみて一つ思うことがあった。
マスタースパークって大体の人は真っ直ぐ撃つ感じで理解してると思う。
星蓮船や萃夢想なんかは、明らかに真っ直ぐ撃ってるので別に良いのであるが、紅魔郷〜永夜抄はちょっと違う。
誰かやってる人いるかなぁ、と検索してみたが挿し当たって引っ掛からないので折角だからやっておこう。


マスタースパークの範囲って赤の点を魔理沙として、概ねこんな感じに理解すると思う。
しかし、紅魔郷のマスタースパークを見るとどうだろう。


真ん中の白部分が何か中心に寄っているように感じる。
ということは……


最初、こうなっているか、端部分でそのまま伸びるかと解釈したが、何か違う。
そうか。


こういうことか。
概ね形状はこれで一致するはずだ。
水色のラインがプレイ画面の大きさ、青い点の部分に敵がいるとマスタースパークは当たらない!(かも)
これはもう何ていうか、ダブルスパークの原型(旧作は除く)は、この時点で出来てたりするんじゃないか?
とか夢想してしまうのであった。

次に形状の変わった永夜抄。
こっちも中々夢に溢れている。


これを図にすると多分こうなる。


最初は7枚羽根状のオブジェクト(閃光?)で構成されていると考えた。
が、真ん中3枚はうっすらと文字のような文様が確認出来るのに対し、
周りの2枚ずつはちょっと確認しづらい。
よって、図のように割とまま範囲をカバー出来てるんじゃないかなとも思える。

案外、マスタースパークは素敵形状……なのかもしれない。
ということで一通り長くなったところで、今日はここまで。
儚月抄のものに関しては、連載時と単行本比較になり兼ねないので、結局やらないかも。
お付き合いいただき、ありがとうございました。

(16/05/29更新)

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